【シドニー11日AAP】 シドニー西部のフェアフィールド・カウンシル内で昨年度、ギャンブルのポーカーマシンに80億ドル以上も投じられた。同カウンシルはNSW州政府に対し、ポーカーマシンの台数を制限するよう求めている。
フェアフィールド市域で2015/16年度、ポーカーマシンに投じられた額は82億7,000ドルに上った。フランク・カーボン市長は11日、「州政府にはギャンブル機の増設ではなく、雇用促進やインフラ投資を望む」と述べ、ギャンブル依存性の高い地域での台数に上限を設定するよう求めた。
NSW州酒類およびゲーム統制局は、ギャンブル機の台数や支出額、社会経済的要因からギャンブルの危険度を判断しているが、フェアフィールド市は最も高リスクに分類されている。
同州グリーンズ(緑の党)も、フェアフィールド市の訴えを支持している。