【キャンベラ12日AAP】 オーストラリア国税局(ATO)は、オンライン税システムに関する一連の不具合を受けて、確定申告の遅れに罰金を科さない可能性を発表した。ATOのITシステムは昨年12月、今年2月、6月の大規模な機能停止に続き、先週も不具合が発生した。
ATOは12日、今後もシステムの混乱が予想されるとして、税務専門家や退職年金業界などATOのシステム利用者らに影響を及ぼす可能性を予想した。また、システム混乱による損害を税務専門家や納税者が被ることはないとして、「可能であれば2015/16年度の確定申告の申請遅れに罰金を科さない」と声明を発表した。
すでに確定申告70万件以上が提出され、税金5億ドル以上が還付されている。