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乗り物落下死亡事故 設計や安全に不備

【アデレード13日AAP】   SA州のロイヤル・アデレード・ショウで2014年、8歳の女児が乗り物「エアマックス360」から落下して死亡する事故が発生した。この事故で乗り物の運転業者は安全違反の有罪判決を受けたが、財政状況を理由に莫大な罰金は免れた。

マイケル・アードリー判事は13日、「100万ドル以上の負債を抱える運転業者のC, J & Sons Amusements Pty Ltdおよびジェニー・リー・サリバン責任者が、高額な罰金や犠牲者の家族に対する賠償金を支払えるはずはない」との見解を示した。また、乗り物の基礎設計の欠陥を指摘した専門家もいないという。一方で同判事は、運転業者が日々の運転記録を怠り、携帯電話使用による注意散漫、運転中に乗客を確認する担当者を設置せず、乗客の身長を確認する手順も備えていなかったと指摘した。

エアマックス360は同事故発生前、メルボルン・ショウやシドニーのイースター・ショウでも乗客が胸部や頭部を負傷したことが明らかになった。アデレード・ショウでは2014年に初めて運転されたが、事故後直ちに閉鎖され、英国の企業に売却された。本体が回転しながら複数のアームも上下に動いたり回転する。

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