【キャンベラ21日】 連邦政府は、 mRNAタイプのワクチンの国内製造に向けて、海外のワクチン製造企業に打診をしていることを明らかにした。mRNA技術は次世代のパンデミックへの対策にもなり、ガン治療薬生産にも期待が寄せられている。
mRNAのオーストラリアでの開発・生産に、ModernaやBiosena 、CSLが名乗りを上げており、連邦政府は選出基準において「ワクチンだけでなく別のmRNA治療を安定供給できる能力を提示できる必要がある」と述べている。
クリスチャン・ポーター産業相は、選出される企業は12ヶ月以内に今後10年間の間、国内での開発・生産が可能な状態であることが必要条件であるとしている。
Modernaは、最近コロナウイルスのワクチンを2500万回分供給したと発表しており、オーストラリア国内での生産に意欲的だという。
グレッグ・ハント連邦保健相は今月初めに、少なくとも一社を決めて、国内生産を開始したい意向を表している。
ソース : news.com.au – Australia invites drug manufacturers to set up local mRNA operations