【QLD州25日】 QLD州グレートバリアリーフ(GBR)の水質について、科学者らが十分な改善がみられないと指摘していることが分かった。国際連合教育科学文化機関(UNESCO)は、来月中国で開かれる会議で、世界遺産であるGBRを「絶滅危惧種」としてリストに登録する必要があるとの考えを示している。
ジェームス・クック大学のARCサンゴ礁研究センターのジョン・デイ研究員は、「リーフ2050」と呼ばれるグレートバリアリーフのエコシステムを保全する長期計画の中で、一部の問題は解決されているものの、すべては解決されていないと指摘している。
デイ研究員は、サンゴ礁にとっては気候変動がカギを握るとして、パリ協定の目標値に排出ガスを削減するまで、サンゴ礁の破壊は続いて行くと懸念を示した。さらに、連邦政府がこれまで水質の改善などにも多額の拠出を行ってきたとする一方、残念ながら十分ではないとの見解を示した。
ソース:news.com.au-Great Barrier Reef still at risk despite huge spend to improve water quality runoff