【ACT2日】 連邦政府のモリソン首相は2日、新型コロナウイルスのデルタ株の感染が国内外で拡大していることを受け、隔離施設の負担を軽減する必要があるとして、海外からの渡航者を最大50%削減すると発表した。人数にして週当たり約3,000人の削減となる。
モリソン首相は、海外からの渡航者数の削減を段階的に導入し、今月17日までには導入を完了するとしている。その後、国内においてワクチン接種人数が目標数に達するまでは、渡航者数の人数を増やさない方針だ。ワクチン接種目標は今のところ明らかになっていない。
人権監視委員会オーストラリアのマクニール氏は、まだ海外からオーストラリアへ帰国できていない人が3万4,000人いるとして、渡航者の制限はこの人たちにとって非常に残念なニュースだとしている。また、「オーストラリアは自国民の入国を厳しく制限しているが、そのような民主主義国家は他にない」と述べ、政府の方針を強く批判した。
ソース:news.com.au-Australia will cut overseas arrivals by around 3000 a week