【ACT22日】 連邦政府のモリソン首相は、国内で新型コロナウイルスのワクチン接種計画が遅れていることについて、「ワクチンプログラムの責任は私にある」と述べ、謝罪した。政府は年初に掲げていた接種目標を達成できておらず、モリソン首相はこれから挽回していきたいとの考えを示した。
モリソン首相はまた、国内でデルタ株の感染が拡大していることについて対策を見直す必要があるかと問われると、「デルタ株を制圧した国は一つもない」とした上で、大きな挑戦ではあるが、抑制された状況の中でデルタ株を抑える最善策を見つけるため、世界中の人が力を合わせる必要があると訴えた。
さらにモリソン首相は、高齢者に対しアストラゼネカ製ワクチンの接種を呼び掛けた。政府はワクチン接種率を引き上げるため、今月26日から薬局でのワクチン接種の受け付けを開始する。これにより8月中旬までに最寄りの薬局でもアストラゼネカ製ワクチンの接種が可能となる見通しだ。アストラゼネカ製ワクチンは60歳以上に勧めていたが、現在はすべての成人に対し「告知に基づく同意(informed consent)」があれば接種可能としている。
ソース:news.com.au-Live breaking news: Prime Minister says sorry for bungled vaccine rollout