【NSW28日】 NSW州政府は28日、12年生の生徒に優先的にファイザー製のコロナウイルスワクチン接種を行う方針を明らかにした。ワクチンは州内の他地域から手配するという。政府は生徒へのワクチン接種を出来るだけ早く済ませ、早急に対面授業へ切り替えたい考えだ。
シドニー大都市圏では4週間のロックダウン延長が決定しており、これに伴い自宅学習も延長となる。ただ、12年生については8月16日から対面授業に戻す方針を示しており、これを安全に実施するため、フェアフィールド、カンタベリー・バンクスタウン、リバプール、ブラックタウン、カンバーランド、パラマタ、キャンベルタウン、ジョージズ・リバーの8市の生徒に優先的にファイザー製ワクチンを接種するとしている。
NSW州のベレジクリアン首相は、これらの生徒はワクチン接種を行った場合にのみ登校を許可する方針を示しており、生徒へ接種する追加ワクチンは、州内の地方部へ割り当てられていたワクチンから確保するとしている。
一方、NSW州教員連盟は、他者との接触が感染の主な要因とこれまでにも指摘されているとして、感染者数が増加する中、12年生へのワクチン接種の決定は「教員に対し安心を与えるものではない」として、決定にあ然としているとコメントした。
ソース:news.com.au-Sydney Year 12 students to get Pfizer vaccine ‘within weeks’ as they return to classrooms amid lockdown extension