【キャンベラ11日】 米ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスのワクチンを5歳以上の子供を対象にするかどうかが数週間後に決定することが同ワクチン製造会社の会見で明らかになった。
オーストラリアでは先月、米国やEUと同様にオーストラリア予防接種技術諮問グループ(ATAGI)によって12歳以上へのワクチン接種が許可されている。また、イスラエルは世界で最もワクチン接種率が高い国だが、5歳から11歳への予防接種を始めている。
一方で、英国では健康な子供に対しては「ワクチン摂取の有効性はわずかしか見られない」として認可されていない。
ビオンテック創始者のウグル・サヒン最高経営責任者は、同ワクチンを生後6ヶ月以上の赤ちゃんに接種するトライアルの計画があることを発表し、「北半球が冬に入る前に、できるだけ多くの人たちがワクチン接種できるようにしたい」と述べている。
NSW州やメルボルンでは、30歳以下の人がコロナ陽性者の割合が高いことから、対面授業が再開した際の感染拡大が懸念されており、12歳以上の子供に対してのワクチン接種の有効性をATAGIは訴えている。
ソース : news.com.au – Major change coming for Pfizer with vaccines for children on the cards