【シドニー1日】 NSW州ではコロナウイルスの陽性者の数が増加を続けているのを受けて、対象の医療スタッフに対する隔離規則を大幅に変更することが明らかになった。
同州保健省は12月31日に、州内での感染拡大による医療部門の人手不足を防ぐための対策として、新たな規制変更を発表し、同州のパブリックおよびプライベートセクターで働く医療スタッフは、濃厚接触と見なされる人でも無症状の場合は自己隔離が免除されることになる。
現在感染者数は2倍に増加しており、数万人もの人が自己隔離を行なっている。これに比例して、2000人の医療スタッフが陽性者または濃厚接触者となっており、医療システムが逼迫した状態になっている。
この規制免除により、対象の医療スタッフは自宅から職場まで寄り道をせずに通勤する必要があるという。また職場では飲食時やマスクを脱ぐ必要がある時以外のマスク着用が義務付けられている。
31日の時点では同州の陽性者の数は2万1151人、入院者の数は1週間で450人の増加となり832人に上っている。
ソース; news.com.au -Asymptomatic NSW health workers will be exempt from isolating