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中国の豪哨戒機レーザー照射 駐豪日本大使は豪支持

【ACT22日】   オーストラリアのP8A哨戒機が中国の軍艦からレーザーを照射されたことについて、駐オーストラリア大使の山上信吾氏は「非常に危険な挑発」として、オーストラリアを支持する考えを示した。

モリソン連邦首相は、哨戒機乗員の命を危険にさらす可能性がある行動だとして、中国政府に説明を求めている。これに対し中国はレーザー照射の事実を否定し、不当に偽情報を拡散させていると反撃した。

メルボルンのオーストラリア国際問題研究所(AIIA)で山上大使は、「国の防衛や安全保障問題に関わった人なら誰でも、挑発的で危険な行為と言える」「中国は尖閣諸島問題を巡り、東シナ海でも日本の船舶にレーザーで攻撃した」「日本政府はオーストラリアの懸念を共有し、支援する」と話した。さらに、「挑発行為には断固とした対応が重要だが、感情で対応することのないよう日本の自衛隊は非常に注意している」と加えた。

山上大使はまた、「中国海軍の行動はクアッド(オーストラリア、インド、米国、日本)で常に討議され、軍事同盟オーカス(オーストラリア、米国、英国)でも焦点になるだろう」との見解を示した。

ソース:abc.net.au- Japan ‘fully behind’ Australia over laser incident involving China in Arafura Sea, says ambassador Yamagami Shingo

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