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シドニーは満員、移民受け入れは地方に

【ACT22日】   国内の多方面で移民の受け入れ増加を求める声があがる中、ジョイス連邦副首相は”シドニーは満員”として地方で移民労働人口が必要と訴える。

エコノミストらは、移民の受け入れ数を以前の年19万人に増加させるよう求めている。連邦のフライデンバーグ財務相はさらにこれを上回り、向こう数年間で毎年23万5,000人の受け入れを目標とする。2019年、大都市の過密状態に歯止めをかけるため移民の受け入れ数は16万人に削減されたが、2023/24年度には以前の年19万人に戻ると予想される。

ジョイス氏は22日、「地方で、食肉処理や果物摘みなど国民が従事しない仕事の労働者が必要」「オーストラリアに来たければ、シドニーでなくタムワースに住まなければならない」と話した。

NSW州の地方都市15位のタムワースは、2021年までの10年間で人口が5万8,000人から6万4,000人に6,000人増加したのみ。シドニーは同期間、402万9,000人から613万人に増加している。

オーストラリア政府統計局(ABS)によると、2019/20年度、主要都市人口は24万5,300人(1.4パーセント)増加し、このうち16万2,800人が海外からの移民だった。同期間、地方部は8万6,200人(1.1パーセント)増加した。

ソース:news.com.au-‘Sydney’s full’: Barnaby Joyce says Australia needs migrants elsewhere

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