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教員1万人退職も危機ではない NSW州政府

【NSW3日】  NSW州では、昨年一年間で1万人以上の教員が退職したことが明らかになり、野党議員からは教育セクターが危機的な状況に陥っているとする声が上がっていることが分かった。ただ、州政府のマーシャル教育相はこれを否定している。

 

予算見積もりに関する聴聞会で、野党労働党のダダム議員は教員数が2021年は14万4,000人から14万人に減少したと指摘。減少した1万人のうち、約6,000人は新任教員だったという。ダダム議員はマーシャル教育相に対し、教員不足を解消するには給与引き上げが必要との考えを示した。

 

一方、マーシャル教育相は教員不足には陥っていないとこれを否定。「公立学校では過去最高の水準で教員を採用している」と反論した。一方、NSW州教員連盟のガブリエラトス会長は、統計についてコメントは出来ないとする一方、教員を維持するために給与を引き上げるべきとの考えには賛同した。

 

ソース:news.com.au-NSW Education Minister rejects claim sector in crisis after revelation 10,000 teachers left profession last year

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