【NSW7日】 NSW州で初めて、2人が日本脳炎ウイルスに感染したと報告された。州保健局は、今後感染者が増えると予想する。
VIC州との州境に近いコロワ地方で4日、男性が日本脳炎を発症した。男性は重篤な状態でVIC州の病院で集中治療を受けている。2人目はNSW州最南西部ウェントワース地方の子どもで、集中治療室から出たものの引き続き入院している。
州保健局は、VIC州との州境近くでの日本脳炎ウイルス感染拡大に懸念を示し、蚊にさされないよう注意喚起を促す。感染が認められた養豚場の近くでは、蚊の管理が行われている。
日本脳炎ウイルスは豚や牛から生成され、感染した蚊から人に感染する。命にかかわる疾患だが、感染して症状が出る人は1%未満とされる。ワクチンはあるが特別な治療はない。また、人から人への感染や動物を食することでの感染はない。これまでに国内4州で感染が認められている。
ソース: abc.net.au – Two NSW residents diagnosed with Japanese encephalitis virus