【NSW17日】 NSW州の犯罪統計・研究局(BOCSAR)が発表した最新データによると、州内の犯罪件数は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けたロックダウン(都市封鎖)の時期に、記録を取り始めた1995年以降、最低の水準となったことが分かった。
NSW州では、シドニーで2020年3月~5月と、21年6月~10月にかけてロックダウンが実施された。地方部でも2か月のロックダウンが行われた。犯罪件数が低下したのは、殺人、盗難、車両盗難、器物損壊などとなっている。
さらに、暴力犯罪とされる性犯罪や家庭外暴力も減少したが、2021年10月に規制が緩和されると、パンデミック(世界的大流行)以前の水準に戻った。BOCSARのフィッツジェラルド常任理事は、犯罪全体が軒並み減少傾向にあったのは予想外だったとし、「21年12月も低水準を維持している犯罪は、これがいつまで続くか気になるところだ」と述べた。
ソース:news.com.au-Multiple crimes hit historic lows during Covid lockdowns, new statistics have revealed