【NSW18日】 NSW州で、生徒の英語のライティングと算数の学力が低下していることを受けて、小学3年生~10年生のシラバスを大幅に見直す草案が、議会に提出されたことが分かった。統計によると、算数の全国標準に達した生徒は52%にとどまるなど、遅れが目立つという。
草案によると、小学生では英語の文法や句読点、算数に重点を置く。4年生の算数では、ひっ算などは選択となる一方、掛け算の2,4,5,10の段は暗唱できるようにする。ただ、ワンネーション党のレイサム党首は、掛け算のその他の段が含まれていないことや、ひっ算を選択とすることについて、理解に苦しむとの見解を示している。
文法力や文章力の低下については、過去10年間にわたり、すべての教科の教員がそれぞれ分担して教えるというアプローチが背景にあるとみられ、子どもたちが明瞭で簡潔な文を作る能力を習得できていないとする指摘が上がっている。
ソース:news.com.au-Major shake up coming to NSW primary and high school students