【ACT18日】 連邦政府は、3月29日の予算案発表を前に、家庭内暴力や性暴力対策費用として1億5,000万ドルを拠出する方針を明らかにした。このうち、2,000万ドルは加害者である人物を監視するため、GPSによる追跡の導入に費やされるという。
全国での導入に先立ち、TAS州ではすでに試験導入が行われ、“非常に効果的だった”ことが分かった。通報を受けた警察の対応が向上したほか、危険行為やストーカー行為、脅迫なども減少した。連邦政府のラストン女性安全相によると、加害者は裁判所の判決を無視し、被害者への暴力を続けるケースが少なくないとしている。
ラストン女性安全相は、GPSによる監視プログラムについて、「予防、早期介入、対応、回復」といった暴力事件の全体について、その解決方法を探るものだとした上で、裁判所による介入命令の一環として導入すると説明した。
ソース:news.com.au-Morrison government reveals trial to use GPS trackers in a bid to stop domestic violence