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低中所得層向け所得税額控除 延長か

【ACT20日】   政府は今月29日発表の連邦予算案で、低中所得層向け所得税額控除の延長を発表するとみられる。

モリソン連邦首相は2018年の財務相当時、通称“ラミントン”と呼ばれる低中所得層向け所得税額控除LMITO(low and middle income tax offset)を導入した。年間所得が12万6,000ドル未満の個人は最大で1,080ドル、パートナーは2,160ドル税控除される。過去2年延長されており、今年6月20日に期限が切れる予定だ。

フライデンバーグ財務相はこれまでLMITOの延長について明言を避けてきたが、18日のオーストラリア商工会議所(ACCI)の会合で「電力料金の引き下げや幼児保育への投資、税額控除などで生活費圧迫を抑えてきた。来年度予算案で世帯費用を抑えるさらなる政策を発表する」と述べ、延長を示唆した。

オーストラリア国立大学(ANU)によると、実際は高所得世帯がより大きく税額控除を受けているようだ。税控除によって上位4割の高収入世帯は収入が1.6パーセント増加したのに対し、下位4割の低所得世帯は0.7パーセント増にとどまった。

ソース: news.com.au – Millions set for $1080 cash handout

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