【QLD22日】 世界遺産に登録されるグレートバリアリーフで、新たにサンゴ礁の白色化が発生していると報告された。国際連合教育科学文化機関(UNESCO)は6月、同リーフを「絶滅危惧種」に登録するかどうか投票を行う。
グレートバリアリーフ海洋公園(CBRMPA)は先週、長さ500キロメートルにわたってサンゴ礁の60パーセントが白色化していると報告した。タウンズビル付近が最も影響を受けている。水温が上がり、サンゴが組織内に藻を発生させることで白色化は起こり、再生も可能だが病気などにかかる可能性が高くなる。同現象は過去20年でたびたび発生している。
パラシェイ州首相は22日、「グレートバリアリーフは、国内外からの人気観光スポット」と述べ、1億ドルを拠出すると発表した。また、特定の電気自動車購入に対する払い戻しなど気候変動を深刻に受け止める姿勢を示すものの、排出削減目標の改善について言及はない。同州は2050年までに排出ゼロ、2030年までに50パーセントを再生可能エネルギーにする目標だ。
ソース: news.com.au – Annastacia Palaszczuk fears over Queensland’s tourist hotspot