【QLD12日】 ブリスベンに基盤を置く会社ResAppが、咳の音で新型コロナウイルス感染を診断するスマートフォン用アプリを開発した。米製薬会社のファイザーは、1憶ドルで同社を買収・共同研究するとオファーした。
ResAppのトニー・キーティングCEOは、「世界でも最大の生物医薬品会社のファイザーとの取り引きは、人々の生活に入り込む大変革をもたらす可能性がある」と話した。
クイーンズランド大学のウダンサ・アベラトネ教授が「咳の音から肺の状態がわかるのでは」と提案し、同社と研究を開始した。遠隔医療のテレヘルスで現在、別バージョンのアプリを使って喘息や肺炎の診断が実際に行われているが、最近になってマイクに5回咳き込むと新型コロナウイルスを感知するとわかった。精度は92パーセントと高いが、認可を受けるにはさらなる臨床試験が必要だ。さらに、無症状の感染者では精度が50~60パーセントまで下がる。ResAppで陰性の場合は99パーセント正確だが、陽性の場合は迅速抗原検査(RAT)またはPCR検査で再確認すべきだ。
ファイザー社による買収には、株主の75パーセントが同意しなければならない。
ソース:abc.net.au- Pfizer offers $100m to buy Brisbane company behind smartphone app that diagnoses COVID-19