【NSW22日】 NSW州シドニーのレストランで働くタイ人のシェフが、市民権を取得するために受けた英語試験で、これまで15回以上不合格となり、このままではオーストラリアからの退去を命じられる可能性があることが分かった。雇用主は、英語の試験内容が難しすぎると批判している。
シドニーのケータリングビジネスで働くタイ人のスカイ・シンジャックさんは、現在4年間滞在可能な457ビザを取得している。最近再び、市民権取得のための英語試験を受けたが、一問逃し不合格だったという。雇用主の夫婦は、テスト内容は“psychologist”を書きとるなど、本人にとって“意味のない”問題が多いと批判している。
一方、内務省は、「市民権の保持者が、国内のコミュニティに完全に参加するとともに、移民としてのリスクを効果的に管理するため、今後も英語の必要条件は維持していく」とする姿勢をあらためて示した。さらに、英語の試験を受けられる回数に上限はなく、同省が認める英語試験は多くあると説明した。
ソース:news.com.au-Chef faces deportation after failing Australia’s English test 15 times