【VIC12日】 VIC州メルボルンでは、来月半ばからメルボルンCBDを走る観光用馬車の走行を廃止することが分かった。何十年にわたる歴史を持つ観光アトラクションだが、当局は公共交通や安全への影響を配慮した場合、廃止はやむを得ない決断だとしている。
VIC州のキャロル運輸相は、新型コロナウイルスを受けたロックダウンから徐々に復興し、メルボルンCBDにも人出が戻りつつあるとした上で、「歩行者、ドライバー、サイクリスト、配達業者、トラム、すべてにとって安全で利用しやすい道路整備をおこなっていく」と述べた。
昨年、ノース・メルボルンのアーデン・ストリートで馬車を引いていた馬が倒れて死ぬ事故が発生。16年にもスワンソン・ストリートで馬がトラムに引きずられる事故が起きており、動物保護の観点から馬車の廃止を訴える署名活動では、賛同者1万6,000人が署名した。
ソース:news.com.au-‘Difficult decision’: Horse-drawn carriages banned in Melbourne