【NSW13日】 シドニーを拠点に活動するアーティスト、ブラック・ダグラス氏が、今年のアーチボルド賞を受賞した。先住民アボリジニの画家が受賞するのは20年に続きこれで2回目。同作品の被写体は、リズモアで発生した洪水を経験した、アボリジニWiradjuriの女性カーラ・ディケンズさん。アボリジニの女性が被写体の海外が受賞するのはこれが初めて。
被写体の女性、カーラ・ディケンズさんもアーティストであることから、ダグラス氏は、「NSW州の先住民アーティストを描いて受賞した、初のNSW州の先住民アーティストとなることができて、とても喜んでいる」と述べた。
一方、アーチボルド賞と同時に開催されている国内最長の芸術賞、サルマン賞(Sir John Sulman Prize)には、クレア・ヒーリー氏とショーン・コーデイロ氏が源頼光と酒呑童子の戦いを描いた、「Raiko and Shuten-doji」が選ばれた。最終選考に選ばれたすべての作品は、14日から8月28日まで、NSW州立美術館に展示される。
ソース:news.com.au-Artist Blak Douglas shares story behind Archibald Prize portrait
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