【ACT22日】 21日の連邦選挙で最大野党の労働党が勝利した。公約であった最低賃金の引き上げが実施されれば国民数百万人が恩恵を受けるが、懸念の声もあがっている。
アルバニーズ労働党党首は、「フェアワーク委員会が提唱する最低賃金の5.1パーセント引き上げを行う」と公約した。現在最低時給は20ドル33セント。オーストラリア労働組合評議会(ACTU)は5.5パーセント増を求めるが、アルバニーズ氏はこれを退けた。
選挙で敗北したモリソン首相は「アルバニーズ氏の提案はインフレと金利を上昇させ、家計の上昇につながる」「連邦首相として、よく考えずに経済に関するコメントをするべきでない」と批判した。
業界やエコノミストらもアルバニーズ氏の公約を警告する。コモンウェルス銀行のエコノミスト、ガレス・エアード氏は「5.1パーセントの賃上げは金利を押し上げ、住宅ローン負債者への圧迫が増す」と分析する。
基調的インフレ率は現在3.7パーセント、消費者物価指数(CPI)は5.1パーセントだ。
ソース: news.com.au – Millions of Aussies could get pay rise under Albo