【ACT25日】 連邦政府のアルバニージ首相は、中国がオーストラリアとの関係を改善する唯一の方法は、貿易制限を解除することだと警告した。新たに就任した同首相は、日本で行われた4か国による安全保障協議体「クアッド」で、すべての国と良好な関係を築くことを望むが、中国には厳しい姿勢で臨む方針を示した。
アルバニージ首相は、変わったのはオーストラリアではなく、貿易制限を課した中国だとした上で、「制限が正当化されることはない。したがって、それらの制限は解除されるべきだ」と述べた。中国はオーストラリアに対し、小麦、ワイン、石炭、シーフードの輸入品目で制限をかけている。
クアッドは共同声明を発表し、中国の南シナ海における軍事的拡大と台湾をめぐる対応に直接言及。「いかなる高圧的、挑発的、一方的な行為にも断固として反対する」との姿勢を表明した。アルバニージ首相は、現状を一方的に変更しようとする試みに反対する立場は変わらないとする一方、軍事的対応についての詳細は明らかにしていない。
ソース:news.com.au-PM Anthony Albanese issues warning to China at Quad meeting