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国内熱帯樹林 70年代より2倍速で死滅

【QLD25日】  QLD州ジェームス・クック大学の教授らが、オーストラリア全土の熱帯雨林について調査を行ったところ、樹木が1970年代より現在のほうが2倍の速さで枯れていることが分かった。樹木の死滅は1980年代から加速しているという。これだけ長期にわたる調査は世界でも珍しく、注目を集めている。

 

ジェームス・クック大学のスーザン・ローランス教授は、熱帯雨林の樹木の状態と国内の気候状態を比較したところ、熱帯雨林周辺の水分濃度が減っているほかにも気温が上昇しており、これが気候変動に由来するものだと指摘している。

 

さらに、ローランス教授は死滅率が1~2%の上昇だとしても、大きな影響を及ぼすと警告。「調査結果は、樹木の寿命が短くなっていること、大気中の二酸化炭素を十分に吸収していないことを意味している」と述べた。さらに、他種の樹木が死滅した樹木にとって代わるなど、周囲の植物環境が変化する可能性も指摘している。

 

ソース:abc.net.au-Tropical rainforests dying at twice the rate from drier, hotter conditions, study finds

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