【NSW3日】 NSW州ポート・スティーブンスでこのほど、牡蠣を死滅させるQX病への感染が再び確認されたことが分かった。60年以上にわたり牡蠣の養殖を営むバーゴイン一家をはじめ、大きな打撃を受けた業者は、経営の存続が危うくなっているようだ。
QX病は昨年初めてポート・スティーブンスで確認されており、寄生虫による感染がシドニー・ロック・オイスターに広がり、冬季に死滅するという。ドン・バーゴイン氏は、長雨で養殖が行えなかったことに加え、QX病の広がりがこれに追い打ちをかけ、倒産する業者も出てくると懸念を示した。中には5世代にわたり続いてきた農家もあるという。
バーゴイン氏は、「ポート・スティーブンスを拠点とする41業者のうち、特にカルア(Karuah)地区の8業者が廃業を検討していると聞いた」とする一方、「損失は多大なものになるが、自分たちは何とかこの危機を乗り越えたい」と話した。
ソース:news.com.au-Port Stephens oyster growers facing disaster as QX disease spreads