【NSW22日】 オーストラリア国内で、初めてマイホームを購入する人が支払う頭金の平均額が、過去最高となる約12万ドルに達したことが、比較サイトのファインダーによる調査で明らかになった。これは、国内のフルタイム労働者の平均年収9万916ドルを30%上回る額で、住宅購入が一層困難な状況となっている。
調査によると、初めてマイホームを購入する人の頭金平均額は11万9,560ドルとなり、平均的な収入の家庭では、頭金を貯めるのに2~5年かかる計算だ。実際、初マイホーム購入者の頭金の増加額は今年3月までの一年間で1万1,700ドルと、前年比11%増となっている。
さらに、初マイホーム購入者のうち36%は頭金を貯めるのに5年以上かかっており、10人中1人は10年以上を要していることも分かった。一方、12か月以内で貯めた人は6%にとどまった。
ファインダーの消費者研究部長のクーク氏は、貯蓄率が年間2%上昇と改善し、定期預金の利率は24か月で最大3.75%まで上昇しているとして、「可能な限り貯蓄額を増やす方法を探ることが重要」と助言している。
ソース:news.com.au-Average first homebuyer house deposit hits record $120,000 as prices soar