ビジネス

見習い10日目で事故死 60万ドル賠償命令

【VIC24日】  VIC州クランボーン・ウエスト拠点の製造会社、マーシャル・レスリーン・インダストリーズ(Marshall Lethlean Industries)で4年前、当時見習いだった20歳のディロン・ウーさんがタンカーの中で窒息し死亡した事故で、裁判所は24日、同社が職場安全の確保を怠ったとして同社を有罪とする判決を下し、60万ドルの罰金支払いを命じた。

 

ウーさんは4年前、清掃していたタンカーの中でアルゴンガスを吸い込んで意識を失い、その後、工場で死亡したことが分かっている。タンクの中には前夜から、溶接機のほかに欠陥があるまま修理などの行われていないワイヤ送給装置が置かれており、そこからガスが漏れ出していたとみられている。

 

タンク内の清掃は通常、見習い一年目の従業員が行うことになっており、ウーさんは就職して10日目で事故に巻き込まれた。裁判所によると事故当時は、前夜に他の見習い従業員がガスの供給を止めなかったことが分かっている。

 

ソース:abc.net.au-Transport company fined $600k over suffocation death of apprentice Dillon Wu

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら