【ACT29日】 配車アプリのウーバーと運輸労働組合(TWU)はこのほど、最低賃金に関するセイフティーネットの導入を支援することで合意したことが分かった。ギグエコノミー企業としては初となる大手労組との合意が、今後、ギグエコノミー業界に大きい影響をもたらす可能性が出てきた。
TWUはさらに、労働争議を解決する業界全体における基準を設けるため、独立団体の設置を支援するとしている。労働党政府は、先の選挙でギグエコノミーの拡大を受けたフェアワーク法の改正を公約としていた。
ウーバー・オーストラリアのテイラー社長は、TWUとの合意は“前向きな”判断だとした上で、新労働党政府による規制強化を怖れたものではないと否定。「最終的な目的は、配車車両のドライバーや食事宅配ドライバーの独立した団体としての質の向上を目指す」と話した。
ソース:news.com.au-Uber signs major deal with Transport Workers Union