【ACT2日】 今年4月、南太平洋の小国ソロモン諸島と安全保障協定を結んだ中国が、今度はパプアニューギニアへの投資を増やしているほか、自由貿易協定の締結を目指すなど、協力関係を強化していることが分かった。オーストラリアにとって、新たな安全保障上の危機と懸念する声が上がっている。
中国は、パプアニューギニアの主要投資国となっており、多くのガス、鉱山、木材企業を買収している。さらに今月初め、両国は協力協定を締結。パプアニューギニアのマラぺ首相は、日曜日夜のテレビ番組、60Minutesに出演したが、「正直なところ、何も情報を持っていない」と述べ、協定締結に全く臆する態度を示さなかったという。
さらに、マラぺ首相は他国間の統治問題に干渉することのないよう最善を尽くすとした上で、「われわれはどの境界線を守り、どの境界線を越えてはいけないか理解している」と述べた。
一方、連邦政府は、中国とソロモン諸島の安全保障協定について「極めて遺憾」とし、中国がソロモンに軍事拠点を置くことは決して許されないとする態度を示していた。
ソース:news.com.au-China increases investment in PNG, sparking security fears for Australia
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