【VIC14日】 見知らぬ人を助けたり、励ましたりする様子を録画し、これをティックトック(TikTok)などのソーシャルネットワーキングサービス(SNS)に投稿することで、多くの視聴回数を稼ぐケースが増えているようだ。先ごろ、メルボルンで親切にされるターゲットとなった女性は、動画では自分が孤独で寂しい女性であるように描写しているが、それは誤解で、そのように捉えられるのは心外だと製作者を非難していることが分かった。
ターゲットとなった女性マリーさんによると、一人でコーヒーを飲んでいるところへ見知らぬ男性が来て、花束を持って欲しいと礼儀正しく頼んできたという。マリーさんが「(花束をもらえる)幸運な人は誰かしら?」と話すと、男性は「とても特別な誰かです」と答え、その後、花束やバックパック、ジャケットを置いて、どこかへ消えてしまったという。実際には、花束はマリーさんへあてたもので、動画のキャプションには「これで彼女がもっと幸せな気分になりますように」と書かれている。この動画は、これまでに5,800万回視聴された。
マリーさんは、見知らぬ男性に静かな時間を邪魔されたと感じており、同意もなく動画が録画され、事実とは異なることが動画によって伝えられたと指摘。さらに、男性はこれで多額の利益を得ているのではないかと不信感を示した上で、我々はこのような動画で示される行為は、「知らない人に親切にする」という概念にあてはならないと訴えていくべきだとしている。
ソース:news.com.au-Melbourne woman says she’s been ‘dehumanised’ after Tik Tok video goes viral