【NSW15日】 オンラインゲームは娯楽性があり、現在ではより多くの人々が利用しているが、ある年齢層には隠れた危険性があることが大学の研究から明らかになった。
マッコリー大学の最新の研究によると、ティーン層の3パーセントがインターネットゲーム障害(IGD)になる可能性があるという。IGDは2013年から「精神障害の診断および統計マニュアル」に含まれている。
約1000人のティーンを対象にした研究から、10パーセント近くがビデオゲームの使用で「問題」があり、さらに3パーセントにIGDの兆候が見られた。研究を行なったウェイン・ウォーバートン准教授は「スクリーン中毒は誰にでも起こるが、この研究では、 衝動制御に問題がある子ども達がいることが明らかになっている。 オフラインの世界よりもオンラインの世界の方が彼らの基本的ニーズ、自尊心、肯定的な気持ちを持てるようになっている」と説明した。
同氏は「オンラインでの交流は、実際の生活で友達と遊んだりするような複雑な精神的な刺激やスキンシップを介しない。ゲームやソーシャルメディアで行う行動は反復活動で、たくさんの知力を使わない。脳は使わなければ発達しなくなる 」とし、あらゆる年齢層での懸念となるが、特に脳が発達中のティーン層は最も注意が必要となるとしている。
IGDの兆候として疲れ易い、怒り易い、さらに、誰かにゲームの時間を邪魔された場合に攻撃的もしくは暴力的になることがあるという。
ソース: news.com.au – Hidden danger of online gaming for teenagers revealed