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新型コロナワクチン 膨大な余剰分の行方は

【ACT18日】   パンデミック開始以降、オーストラリアが購入した新型コロナウイルスのワクチンのうち投与されたのは4分の1未満で、余剰分は使用期限を過ぎて廃棄処分される可能性が懸念される。

購入したワクチンおよそ2憶5,500万本分のうち、およそ6,000万本は国内で接種され、さらに4,000万本がインド・太平洋地域で寄付された。

特に、ノババックス社のワクチンは6月末時点で0.3パーセントとほとんど使用されていない。16歳以上の95パーセント以上が2回接種を終えてから同ワクチンが承認・接種開始されたためだ。ブースター接種の使用も承認されているが、専門家はファイザー製やモデルナ製のmRNAワクチンをブースターに好むことから、ノババックスワクチンは5,000万本以上残ることになる。

現在流行する変異株に対応したワクチンが開発中のため、4回目の接種を受ける人が増えたとしても膨大な量のワクチンが残る。連邦のバトラー保健相は、余剰ワクチンをどうするかについて調査を要請した。

米国はワクチン11憶本分を年内に寄付すると発表しており、すでに半数以上を寄付した。

オーストラリアはすでに、今後変異種に特定したブースターワクチンについてファイザー社やモデルナ社などと協議を開始した。

ソース: abc.net.au – Australia has ordered millions more COVID vaccines than it needs. What are the options to deal with them?

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