【NSW27日】 航空大手カンタス航空の国内・国際線CEO、アンドリュー・デービッド氏は27日、2GBラジオに出演し、ここ最近の空港における混乱について謝罪するとともに、運行サービスを削減する決定を明らかにした。同社は、預け入れ荷物の紛失、フライトの遅延やキャンセルなどで顧客に多大な迷惑をかけたとして、“言葉より行動で示す”ため、一時的に運行サービスを削減し、状況改善を目指したいとしている。
デービッド氏は改善策として、運行サービスの削減および新規スタッフの雇用を挙げた。同氏によると、イースター休暇以降、新たに1,000人を雇用しており、その結果、地上業務の範囲が平均で15%上昇したとしている。デービッド氏は、新規雇用者に対する訓練が終わった後に、運行サービスを増加する方針を明らかにした。また、一時は一時間だったコールセンターの応答時間についても改善していく姿勢を示した。
カンタスによると、運行のキャンセルは新型コロナウイルスの感染拡大前の水準まで戻りつつあるという。さらに、預け入れ荷物が指定の場所に届かない誤送については、新型コロナの拡大前は3,000個に平均5個だったが、26日の時点では7個だったと説明している。
ソース:news.com.au-Qantas to continue to cut flights amid ongoing airport chaos