【NSW29日】 シドニー南西部で、一般ごみごとリサイクルごみをひとまとめに収集する様子をとらえた動画が拡散され、ごみを選別する意味がないと批判の声が上がっていることが分かった。一方、ごみ収集業界は、そのような事例が起きる理由はいたって単純で、解決策もまた単純だと説明している。
NSW州のごみ収集請負業者・リサイクル業者協会の取締役トニー・コーリー氏は、「問題は、地域自治体が決めている、安全とはいえない回収時間だ」と述べた。最も安全な時間は午前2~4時だが、一部の自治体は騒音に考慮して午前7時以降としており、出来るだけ短時間で収集する必要があるという。
加えて、道幅の狭い通りでは、収集車の横ではなく後方部でごみ箱を持ち上げるタイプしか通ることが出来ず、このタイプの収集車は集められるごみが一種類となっている。このような状況について、コーリー氏は「新しいことではなく、複数の自治体でずっと続いていることだ」と述べた。
一方、カンタベリー・バンクスタウン市のアシュフォー市長は、ニュース・ドット・コムに対し声明を発表し、住民の不満は納得できるとした上で、「深刻に受け止めるべき課題」だとして、自治体のごみ収集体制を総点検するよう要請したことを明らかにした。
ソース:news.com.au-Shock response as council workers mix recycling and garbage in same truck