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コロナワクチンのパッチ投与 「注射より効果」  研究から

【QLD 29日】   オーストラリアで開発された新型コロナ感染症のワクチン用パッチが、従来の注射タイプよりも効果があることが研究結果から明らかになった。

 

クイーンズランド大学の研究者らは、ブリスベンのバイオテクノロジー「Vaxxas」社が開発した高密度のマイクロアレイ・パッチを用いてヘキサプロスパイクをマウスに投与したところ、従来の注射でのワクチン投与よりもおよそ11倍近くもの効果があることがわかったという。同大学のデビッド・ミュラー教授は「ウィルスは多くの変異株を作り出して現行のワクチンによる免疫反応から逃れている。新たな変異株が急速に作り出されている間に、パッチ技術が我々の武器になる」と述べた。

 

また、ヘキサプロ以外にも、サブユニット、DNA、不活化ウィルスなど含めたあらゆるワクチンタイプもパッチ投与で試験されたが、いずれも注射よりも効果的な免疫反応が見られた。

 

Vaxxas社は、同社の生産能力を拡大する予定で、パッチの大規模な臨床試験を行うための施設をブリスベンに新たに建設予定だとしている。

 

ソース: news.com.au – The Covid patch more effective than needles

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