【QLD3日】 QLD州議会で、出生届に記載された性別を変更する条件として、これまで必要だった性別適合手術を科さないとする改正案が、年内にも提出される見通しであることが分かった。州内のLGBT活動家から法改正を求める声が高まったことから、フェンティマンQLD州総督が今年初め、出生・死亡・婚姻登録法の改正を示唆していた。
フェイトマン総督は3日、改正案の公開草案が完成したことを明らかにした上で、法改正はQLD州の登録サービスが今後も人々にとって「妥当」であるためのものだと説明。トランスジェンダーや、性的多様性を持つ人たちが、出生届で正確な性別を記載されることにつながるとの見方を示した。
QLD州ではこれまでに、法改正を求める署名活動が行われ、1万800人以上の署名が集まっていた。署名活動では、「3つめの性やノンバイナリーの人たちを含めるため、出生届に少なくとももう一つの選択肢があるべき」と訴えていた。
国内では、出生届の性別を変更するために、性別適合手術を受けていることが条件となっているのは、QLD州以外はNSW州だけとなっている。
ソース:news.com.au-Qld parliament to consider removing requirement to undergo surgery to change birth certificate gender