【NSW4日】 シドニー郊外ノース・ケリービル(North Kellyville)で88万5,000ドルの新居を建設中の男性が、家が完成していないにもかかわらず、建設会社と連絡が取れない状況に陥っていることが分かった。5ベッドルームで2階建ての新居は昨年6月に完成予定だったが、屋根がない状態で放置されており、建材にカビが生え、大量のゴミが放置されるなど荒れた状態だという。男性は、建設会社に38万7,000ドルを支払っているが、家が完成する見通しが立たないまま、途方に暮れていると訴えている。
新居を建設している男性は46歳のニーラジ・シッカさんで、妻と二人の息子を持つ公務員だ。新居の建設にあたり、建設会社アジット・コンストラクションズ(Ajit Constructions)に依頼したが、ここ8週間は工事が中断し、最近になって足場が解体されたという。また、作業員用のトイレが撤去され、すべての工事用具は片づけられた。
シッカさんは毎週、アジット・コンストラクションズ事務所を訪れているが不在で、社長は家族とヨーロッパで休暇を過ごしていることが分かっている。シッカさんは、ストレスによる不眠や血圧障害の症状があり服薬している状況だ。また、自身の周りだけで、同様の問題を抱えた家族を10家族以上知っているという。
アジット・コンストラクションズは、過去の説明の中で、倒産を回避するよう努力しているとする一方、「キャッシュ不足」で「キャッシュフローが厳しい」状況としていた。
ソース:news.com.au-Fears Sydney builder on brink of collapse leaving homeowners devastated