【WA5日】 WA州のマクゴーワン首相は5日、海外から同州へ渡航した旅行者にサル痘への感染が確認されたことを受け、抑制不能となり感染が拡大する可能性は、極めて低いとの見解を示したことが分かった。州内でサル痘の感染が確認されたのはこれが初めてとなる。保健当局は、拡大の可能性は低いとする一方、今後も引き続き注意を払って欲しいと呼びかけている。
サル痘をめぐっては、連邦政府が4日、約50万回分のサル痘の第三世代ワクチンを確保したと発表した。このうち、2万2,000回分は今月にも接種が行われる見通しだ。WA州のマクゴーワン首相は、ワクチン供給に関して、今のところ連邦政府からの指示は受けていないと説明した上で、「ワクチンの供給には限りがある」、「人口に応じて配分するのではないか」との見方を示した。
感染病専門家のポール・グリフィン博士は、サル痘は、身体の接触や体液から感染が拡大することから、新型コロナウイルスやインフルエンザと比べると、拡大のリスクは極めて低いとする一方、初期症状として、発熱、頭痛、筋肉痛、背中痛、リンパ節の腫れ、寒気、倦怠感、ニキビや水疱のような傷が出来ることを知っておくことが重要だとしている。
これまでに、国内でサル痘への感染が確認された人の数は約60人となっている。
ソース:abc.net.au-WA monkeypox spread unlikely according to Premier Mark McGowan as WA COVID cases drop