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子ども騙るSMS詐欺が横行 親に注意喚起

【NSW6日】   オーストラリア国内で、高齢の両親をターゲットにした新手の詐欺行為が発生しており、警察では注意を呼びかけている。

 

警察によると、「Hi Mum」詐欺と呼ばれる事件が横行しており、知らない番号から子どもだと名乗ってテキストメッセージを送るもの。子どもになりすまして、新しい電話に変えて番号が変わったために古い番号を削除するように頼むという手口を使う。

 

その後で、被害者に対して借金や、自分の代わりに支払いをするように頼むようになるという。詐欺師は緊急を装い、被害者に早急に手続きさせるようにしている、と警察は説明している。

 

サイバー犯罪対策部は「同詐欺は昨年の10月くらいから海外で発生しているものだが、今年の5月くらいから国内全土での被害届が増加している。被害者の年齢層は55歳以上が主で、子どもを真に助けてあげたいと思っている心優しい人たちがターゲットになっている」とし「特にソーシャルメディアを通した不審なメッセージがあった場合は、 自分の子どもに直接連絡するなどきちんと確認してほしい」と訴えた。

 

過去数カ月間で国内では被害総額は200万ドル以上になっており、今後も増加する可能性があるという。2021年には様々な詐欺事件による国内の被害総額は20億ドルに上っている。

 

ソース: news.com.au – Inside the ‘Hi Mum’ text scam that’s costing Australians millions

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