【ACT8日】 新たな調査から、2つ以上の仕事を掛け持ちしている人が増えているとわかった。中でも若い世代で多い。
ロックダウンが緩和された昨年末、仕事を掛け持つ人の割合は13.1パーセント上昇した。昨年10-12月期に2つ以上仕事を持つ人は90万人弱で、1994年の調査開始以降最多になった。特に15~24歳の若い世代で顕著で、9時から5時のフルタイムの仕事に加えてズームで語学を教えたり、出前の配達、自宅で増やした植物の販売、週末にレストランで勤務など様々だ。
背景に、若い世代は収入の大半を占める賃貸に住む割合が高いことがある。賃料は昨年10パーセント近く上昇しており、向こう12カ月でさらに平均10パーセント上昇すると予想される。若い世代はパンデミック中に失職した人も多く、蓄えを失っている。
インフレも1990年以降最も急激に上昇しており、今年4-6月期に野菜果物の値段は6パーセント近く上昇した。一方、賃金上昇率は今年1-3月期で2.4パーセントとこれに見合っていない。高インフレがさらに進む英国では、ジェネレーションZ世代の半数近くが2つ以上の仕事を掛け持ち、または掛け持つ予定だとしている。
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ソース: abc.net.au – From French lessons to food delivery, record numbers of young people are finding side hustles to make ends meet