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「コビッド・セーフ」アプリ 廃止へ

【ACT10日】  保健相は10日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて導入した、感染追跡アプリ「コビッドセーフ(Covid Safe)」の廃止を発表し、使用者に対しアプリを削除するよう呼びかけた。同アプリは開発費用400万ドルを含む、総額1,600万ドルが投じられたが、有効性に疑問を呈する声や、電話に不具合が生じるなど不満の声も上がっていた。

アプリを扱うアップル・アプ・ストアもまた、コビッド・セーフについて、保健当局者はすでに感染の追跡に使うことを止めているとする説明し、アンインストールするようメッセージが表示されている。同アプリによって感染経路が特定された例は2020年に17例にとどまった。また2021年にデルタ株の感染爆発が発生した際は、州政府によって使用された例はほぼなかった。

保健相は昨年、アプリがほとんど使用されていないことを認めており、この際、当時野党だった労働党が率いる上院委員会は選挙前の今年5月、開発費用の拠出を停止するよう求めていた。さらに同委員会は、アプリの限界と多額のコストについて言及していた。

ソース:news.com.au-Australia’s expensive CovidSafe app finally gets decommissioned

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