【NSW17日】 NSW州のアルペン・オペレーション・ユニットは17日、同州コジオスコ国立公園で今月14日から行方を捜索していた4人について、無事発見し保護したと発表した。33歳と36歳の男性2人と、34歳の女性2人は14日、コジオスコ国立公園を徒歩で探索するため、滞在中のスレドボー・ビレッジを出発したが、その後、天候が急変したため山小屋に避難していた。
4人が出発した際、天候はすでに悪化しており、吹雪による暴風と視界の低下により帰りが遅れたとみられる。4人はシャーロット・パス(Sharlotte’s Pass)から約6キロメートルの地点にある、シーマンズ・ハット(Seaman’s Hut)までたどり着き、その後、14日午後5時までに救援を要請した。15日も引き続き悪天候が予想されたため、アルペン・オペレーション・ユニットは4人にハットへとどまるよう忠告。16日に無事救助された。
警察は、山の天候を甘く見積つもると危険だと呼びかけている。さらに、山に入る際には非常用の位置指示無線標識装置(緊急ロケータービーコン)を携帯し、旅行計画フォームを提出するようアドバイスしている。ビーコンは国立公園・自然植物サービスからレンタルが可能だ。また、遭難したり、吹雪の中で位置を見失うホワイトアウトの状態に陥ることを防ぐため、主要な山道から外れないことも重要としている。
ソース:news.com.au-Hikers rescued after days stranded in snow at Kosciuszko National Park