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永住権申請の手続き後回し アデレードで抗議

【SA18日】  連邦政府が、国内に居住して永住権の申請を行っている人より、海外からビザ申請を行っている人の申請手続きを優先させるとした決定に対し、SA州アデレードCBDで14日、反対デモが行われた。連邦政府は、より多くの人を国内へ呼び込むことが優先課題としているが、これについてデモ参加者は、「不公平だ」と声を上げている。

アデレードで抗議デモを主催した、ラガブ・ヨセフさん(34)は現在、永住権を申請中だ。ヨセフさんは、連邦政府の決定に対し、「オーストラリアの経済も支えているし、税金も支払っている」と述べ、すでに居住しているからという理由で、申請が後回しにされるのは公平ではないと訴えている。

連邦政府のジャイルズ移民・市民・多文化相は、海外からの留学生や期限付きビザ申請手続きを、優先させることを発表したが、ヨセフさんは「ビザ申請が未処理のままとなっていることは、すでにオーストラリアに居住し、ビザ申請を行っていた家族たちをさらに不安に陥れている」と批判した。

 

ソース:abc.net.au-Would-be permanent residents living in Australia protest in frustration after overseas visa applicants get priority

 

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