【ACT19日】 連邦政府のアルバニージ首相は、2002年にインドネシアのバリ島で起きた爆弾テロ事件の犯人、ウマー・パテック服役囚が、恩赦により大幅に刑期が短縮され、近く釈放される見通しであることについて、「衝撃的だ」と強く非難したことが分かった。
バリ島クタで起きた爆弾テロ事件では、88人のオーストラリア人を含む202人が死亡した。パテック服役囚は、2012年に20年の禁固刑を言い渡されたが、刑期はこれまでに18か月短縮となっており、さらに5か月短縮される可能性があるという。
インドネシア政府は慣習として、独立記念日に数千人に上る服役囚を対象に減刑を行っている。パテック服役囚もまた、爆弾テロ事件から20年を迎える前に、釈放される見通しだ。
アルバニージ首相は、減刑による早期の釈放について、「犠牲者の家族や友人にとって、さらなるトラウマとなる」と述べ、連邦政府としてインドネシアに対して問題提議を行う考えを示した。
ソース:abc.net.au-Australia to raise concerns with Indonesia over Bali bombmaker’s early release from prison