ビジネス

カンタス航空 FF会員に50ドルのバウチャー

【ACT21日】   カンタス航空は、フリークエントフライヤーの会員1,400万人に50ドルの旅行バウチャーを提供する。同社に対する苦情や不満が高まるなか、顧客奪回を狙う。

手荷物の取り扱い不手際や人員不足、フライトキャンセルの増加など、過去6か月にわたってカンタス航空に対する批判は増大した。アラン・ジョイスCEOは21日、「以前のレベルの運航に向けてスムーズに進んでいない。過去数か月はフライトのキャンセルや遅延、手荷物の紛失など多発した」とビデオで謝罪した。22日に顧客宛にメールで送信される。

オーストラリアとニュージーランド在住のフリークエントフライヤー全員に、帰りの便に使える50ドルの旅行バウチャーを提供する。シルバー以上の会員にはカンタスクラブと国外のビジネスラウンジを提供し、ステータスを12か月延長する。プラチナ以上の会員にはポイントが贈られる。さらに、来年6月30日までポイントで購入可能の座席数を最大で50パーセント増やす。

カンタス航空は4月以降、新たに1,500人以上を雇用した。従業員の病欠が5割増したためだ。2022年度前半は、シドニーとメルボルンのロックダウンの影響で同社の損失は12億ドルに上った。再開後も、悪天候や人員不足、新型コロナウイルスやインフルエンザなどが障壁となっている。フライトのキャンセル率は6月の8.1パーセントから7月は6.5パーセントに減少し、徐々に改善が伺える。

ソース: news.com.au -‘Not good enough’: Qantas’ desperate move to bring back customers

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら