【NSW25日】 シドニーの鉄道職員によるストライキが25日、午前10時から午後4時まで行われ、通勤や通学の利用客に再び大きな影響が出たことが分かった。鉄道の運行数が減ったり、広範囲にわたる遅れは、夜まで続く見通しだ。鉄道のストライキはここ一か月間、断続的に行われており、利用者から不満の声が上がっている。
組合と政府の対立は24日、組合が訴えている新車両の安全性について、法的な解決案を提案したことでやや緩和されたが、時刻表の変更には48時間を要するとし、25日のストを取りやめることは出来ないと説明した。
鉄道・トラム・バス組合(RTBU)のアレックス・クラッセンズ書記長は、政府による解決案についてはもう少し説明が必要とする一方、組合員がこれに同意すれば、今月31日に予定されているストは中止されるとの見方を示した。
一方、シドニー・トレインは26日の運行について、一部のキャンセルはあるが、鉄道網全体としては緩和されるとの見通しを示した。NSW州政府のファラウェイ地方鉄道・道路相は、24日夜に州政府が示した案は“極めて堅固”としており、「あとはRTBUがこれに署名し、通勤客に平和を取り戻すことが出来るかどうかだ」と述べた。
ソース:abc.net.au-Sydney commuters battle another day of cancelled trains as union considers government deed