【NSW25日】　　小売大手ウールワースは25日、今年6月30日までの一年間における純利益が15億1,000万ドルとなり、前年比0.7％増とほぼ横ばいだったと報告した。NSW州とQLD州で今年初めに起きた洪水による商品不足に加え、新型コロナウイルスの感染拡大から欠勤する従業員が急増したことなどが、背景とみられる。

報告によると、売上高は608億5,000万ドルと、前年比9.2％増で、株主に支払われる最終配当金は一株当たり53セントだった。一方、新型コロナによって生じたコストは2億1,100万ドルと、前年の2億500万ドルから増加した。また、商品価格は今年4月から6月の間に3.6％上昇した。

ウールワースは、生活費の高騰が顧客の買い物に影響が出始めていると指摘。過去2年半にわたる新型コロナによって受けた影響と区別するのは非常に困難とする一方、消費者は高価な牛肉から安価なたんぱく源に切り替えたり、生鮮野菜から冷凍や缶詰の野菜に切り替える人が増えてきていると説明した。

ソース：abc.net.au-Woolworths posts $1.5b profit amid COVID-19 outbreaks and supply shortages