【ACT29日】 格安航空会社のジェットスターは28日、東京経由でフィンランドからオーストラリアへの便をキャンセルした。これにより、オーストラリア人の旅行者らは成田空港で一晩過ごさざるを得なかった。’
ゴードン・ナイトさんは28日夜、フィンランド・ヘルシンキからゴールドコーストに帰国途中、経由地の成田空港にいた。出発ゲートに向かったがフライト情報はなく、スタッフも現れず、その後出発便のキャンセルがメールで知らされた。食べ物や水は提供されず、空港内の店はすべて閉店しており、枕や毛布なしでターミナルの床で寝る他なかった。
通常、オーストラリア人の日本入国にビザは不要だが、パンデミック後の日本は、ビザを保持し新型コロナウイルスの検査結果で陰性を証明する外国人のみに国境を再開している。このため、ナイトさんらは空港を出ることもできなかった。ナイトさんは「ジェットスターは日本の状況を把握しておらず、避けられない状況を予想していなかった」と話した。
ジェットスターによると、エンジンの不具合のため24時間出発が遅れ、29日夜に出発予定だ。6月に国内航空会社各社が予定時刻通り到着したのはわずか63パーセント、定時出発も61.9パーセントだ。キャンセル率は、2003年11月の記録開始以降最悪の5.8パーセント。
現在、日本への外国人の訪問はツアー客のみ。9月7日からはPCR検査で陰性を証明する必要がなくなるが、海外からの個人旅行者の入国が可能になる日は未定のままだ。
ソース:abc.net.au- Australians stranded in Tokyo’s Narita airport after cancelled Jetstar flight